こんにちは、老いに抗うぬーです。
抜け毛や薄毛が気になると、シャンプーを変えたり、頭皮ケアを試したり。
私も、髪の外側からできることを、いろいろ考えてきました。
でも、髪のことを考えていたとき、思ったんです。
髪も、体の一部なんだよなって。
髪をきれいに洗って、頭皮をケアする。それも大切。
でも、髪が育つのは、体の中です。
そう考えると、毎日の食事や、体に必要な栄養が足りているかということも、気になりました。
そこで、私が調べはじめたのが、「鉄」でした。
髪の悩みがある人にこそ、知っておいてほしいことがありました。
髪と鉄は、どう関係しているの?
髪の根もとにある毛根には、血液を通して酸素や栄養が届けられています。
その血液の中で、酸素を運ぶ役割を担っているのが、赤血球に含まれる「ヘモグロビン」です。
そして、ヘモグロビンを作るために必要なのが、鉄。
鉄が不足して貧血になると、全身に酸素を運ぶ働きに影響が出ることがあります。立ちくらみやだるさなどの症状が現れることもあります。
ちなみに、鉄の1日の推奨量は、30〜49歳で、男性が7.5mg、月経のある女性が10.5mgです。女性のほうが、多めに設定されています。
月経による出血で鉄を失うことが、鉄不足の原因のひとつになる、と言われています。
では、鉄が不足すると、髪も抜けやすくなるのでしょうか。
鉄不足と抜け毛の関係については、これまでにも研究されています。複数の研究をまとめた分析では、脱毛症のある女性は、そうでない女性より、血液検査で分かる、体の中の鉄の蓄えを示す値が低い傾向にあったと報告されています。
ただし、これは「関係が見られた」ということで、鉄不足が原因だと証明されたわけではありません。研究結果も一様ではありません。
鉄不足がすべての抜け毛の原因になるわけではなく、鉄を補えば抜け毛が減る、と確かめられているわけでもありません。
貧血と言われていなくても、鉄の蓄えが少ないことはある
私は以前、貧血といわれたことがありました。
でも、健康診断で貧血と判定されていなければ、鉄は足りているんだろうと思っていたんです。
ところが、調べてみると、血液検査には、貧血を見る「ヘモグロビン」のほかに、「フェリチン」という値があることを知りました。
ヘモグロビンは、酸素を運ぶ「荷物係」。健康診断で貧血の有無を確認するときには、ヘモグロビンなどの数値を見ています。
一方、フェリチンは、鉄をしまっておく「倉庫」。血液検査で調べると、倉庫に鉄がどれくらい残っているかの手がかりになります。
そのため、ヘモグロビン値が基準範囲内でも、鉄の蓄えが少なくなっている場合があります。
つまり、貧血と言われたことがなくても、体の中の鉄の蓄えが十分とは限らないということです。
私自身も、鉄のことが気になっていた
立ち上がった瞬間に、ふらっとすることもありました。今は、ほとんどありません。
最近の健康診断では、貧血とは判定されていません。でも、数値が基準範囲の下のほうにあることが気になっていました。
髪の悩みが続く中で、生理の前後は抜け毛が多い気がすることもありました。
もちろん、気のせいかもしれません。抜け毛の量を正確に数えていたわけでもないので、鉄不足が関係しているとは分かりません。
それでも、以前に貧血を指摘されたこともあって、そのころ、鉄について調べはじめました。
フェリチンの検査は、まだ受けたことがありません。
だから、自分の体の中に鉄が十分に蓄えられているのかは、分かっていません。
ちなみに、鉄のサプリは、今は取り入れています。
髪のために何かしたいと思っていたけれど、頭皮のことだけでなく、自分の体の状態を知ることも大切なのかもしれない。
そう感じるようになりました。
「フェリチン」と「フェリチン鉄」は違うの?
鉄について調べていると、サプリメントで「フェリチン鉄」と表示された製品を見かけることがあります。名前が似ているので、私は最初、体の中のフェリチンと混同して、「フェリチン鉄を摂れば、体の中の鉄の蓄えが増えやすいのかな」と思っていました。
でも、あとから調べ直して、体の中のフェリチンと、サプリメントのフェリチン鉄は、別のものだと分かりました。
フェリチン鉄で、鉄の蓄えが増えやすいのかどうかは、また別の記事で、詳しく書こうと思います。
髪の悩みがあるなら、体の内側にも目を向けてみる
外側のケアだけでなく、毎日の食事や体の内側の状態にも目を向けてみる。それは、ひとつずつでいいと思います。そのひとつとして、「鉄は、足りているのかな?」と、考えてみるのもいいかもしれません。
食事に含まれる鉄の例(卵・納豆・小松菜など)は、こちらに少しだけ書いています。
鉄と亜鉛、どっちが大事?髪のためにサプリを選ぶなら
もちろん、抜け毛の原因は鉄だけではありません。鉄が足りているかどうかも、見た目や症状だけでは判断できません。
まずは、こんなことを、自分に聞いてみるのもいいかもしれません。
- 毎日の食事は、どうだろう
- 貧血と言われたことは、なかったかな
- 立ちくらみやだるさなど、気になることはないかな
貧血を指摘されたことがある人や、立ちくらみなどの症状が続いている人、自分の鉄の蓄えが気になる人は、医療機関で相談してみるのもひとつの方法です。フェリチンなどの検査について、相談することもできます。
鉄は体に必要な栄養素ですが、多く摂ればいいというものでもありません。サプリメントを自己判断で増やすのではなく、自分の状態に合った方法を考えることが大切です。
髪も、体の一部だから。
私も、髪の悩みをきっかけに、体の内側のことも少しずつ知っていきたいと思っています。
今日も、できることから、一歩ずつ。
—— 前髪すかすかのぬー
📚 参考資料
- Iron Deficiency and Nonscarring Alopecia in Women: Systematic Review and Meta-Analysis(PubMed)
- The diagnosis and treatment of iron deficiency and its potential relationship to hair loss(PubMed)
- WHO guideline on use of ferritin concentrations to assess iron status(NCBI Bookshelf)
- 鉄(健康長寿ネット:日本人の食事摂取基準2025年版の解説)
- 鉄欠乏性貧血の治療指針(日本内科学会雑誌 第99巻 第6号)
※この記事は、公開されている資料をもとにした情報の整理と、筆者個人の体験をまとめたものです。診断や治療を目的としたものではありません。気になる症状が続く場合は、医療機関にご相談ください。


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